[進路相談室] 教師 : 「さて、ご招待を受けてくれて光栄だ」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「ご、ご招待って無理矢理…」

[進路相談室] 加奈代 : 「遅れました~」
がらーっ

[進路相談室] 教師 : 「じょーくだよ、じょーくだ」

[進路相談室] 教師 : 「人間はこういうモノで笑うのだろう?」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「う、う~ん…」
「所で補修とは?私身に覚えがないんですが…」

[進路相談室] 教師 : ククク、と笑って。

[進路相談室] 教師 : 「お互いに能力を収容されていると大変だな?」

[進路相談室] 教師 :
  フリークス
「"ご同輩"」

[進路相談室] 加奈代 : 「………?」
首を傾げる問答を見て

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「ああ…その為に私を?」

[進路相談室] 教師 : 「正解だ、マルをやろう」

[進路相談室] 教師 : 腕を組みかえ、机に肘をつく。

[進路相談室] 加奈代 : 「あら、お行儀の悪い」

[進路相談室] 教師 : 「まぁそう言うな、せっかく自由なのだ
そう気張る事もないだろう?」

[進路相談室] 教師 : 「で、黒い女」
立花に再度話しかける

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「……はい」

[進路相談室] 教師 : 「メイド女、こいつには何処まで”関わり”を持たせていいのだ?
私はこれから加減をするつもりはないぞ」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 立花は…冷や汗をかいていた

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 深く、深呼吸をし

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「これは…加奈代先行ってて」

[進路相談室] 教師 : 「ほう」

[進路相談室] 加奈代 : 「………………」

[進路相談室] 教師 : 「じゃあ行ってもいいぞ、メイド女」
興味を失ったように、ぷらぷらと手を振るう

[進路相談室] 加奈代 : 「は~い。失礼しま~す」
笑顔で去っていく

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 加奈代が去るのを確認し

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「……ふぅ」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「さて、確か先生は私の力について知りたいと…まあそういうことですよね?」

[進路相談室] 教師 : 「力、か
それには別に特段興味は無いな」

[進路相談室] 教師 : 事も無げに言う

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「?」
「では何を?」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : …いや

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : ”ご同輩”?

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「えっ…まさか…」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「”同業者”ですか貴方…?」

[進路相談室] 教師 : 「力なら...safeできない程有り余っているものでな」

[進路相談室] 教師 : そう言って、指を弾くように中空を泳がせ

[進路相談室] 教師 : 中庭に落雷が落ちる

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「……!?」

[進路相談室] 教師 : 「力には興味は無い」

[進路相談室] 教師 : 「だが...貴様の放つ力
それを持って何を成すつもりだ?」

[進路相談室] 教師 : 「私は...それに興味を持っている訳だ...」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「……ああ~そういう話?そういう話ですか…」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「なら……」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「すいませんそれ嘘です」

[進路相談室] 教師 : 「...嘘?」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「というか…はあ~…なんでこんな事演じなきゃいけないんだろホント」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「いや、まあいいやそれは」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「とにかくそうしなきゃいけない理由があるんですよねこっちも」

[進路相談室] 教師 : (年齢...いや、肉体と精神との隔離?
身体の成り替わり、それに近いか?)

[進路相談室] 教師 : 「理由はある、しかしそれは言えないと?」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「ええ、まあ先生に分かりやすく言うなら…」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「こういうことです」
そういうと彼女は幾何学的なデバイスを取り出し操作する

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : ……教師は思っただろう
あれ、こんな奴

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 最初からこの学園にいたっけ?

[進路相談室] 教師 : 「.......?」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「まあ、私の事は」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「夢だとでも思っててくださいよ」

[進路相談室] 教師 : 「............?」

[進路相談室] 教師 : 「ま、まぁいい...」

[進路相談室] 教師 : 「......いや!良くないぞ!」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「……?まだ何か…?」

[進路相談室] 教師 : 「一応...一応だ、身を晦ます仮の場所としてだが...」

[進路相談室] 教師 : 「私は教師、そしてここは?
そう、進路相談室だ」

[進路相談室] 教師 : 「道に迷っているなら、アドバイスを与える必要がある
そしてできる事なら......早く終わらせて面倒を持ち込まないでくれ」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「ふむ…それはありがたいですね」
「何か力も本物みたいですし」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「ならぶっちゃけて聞きますか」

[進路相談室] 教師 : 「どうぞ」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「ここの時空間異常について何か知ってます?」
「後解決法等も」

[進路相談室] 教師 : 「......時空間?ああ、そういう事か」
得心がいった様に、ぽんと手を叩く

[進路相談室] 教師 : 「大小の合点が云った
で...解決法か」

[進路相談室] 教師 : 「宣言しておこう、私は知らん」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : ズルッ

[進路相談室] 教師 : 「が────────────
何事も、扉というのは鍵があってこそ開くものだ」

[進路相談室] 教師 :
  マスターキー
「"事象の鍵”があるのなら、それを片付けて扉を閉ざしてしまえ」

[進路相談室] 教師 : 「原因を存在しなくすればいいわけだ、理解るな?」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン :   マスターキー
「"事象の鍵”……」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「つまり原因を探して解決すればいいと」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「……分かりました、では私からも最後に一つ」

[進路相談室] 教師 : 「ああ、どうぞ」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 教師に名刺を渡す

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「貴方の力は明らかに強すぎる、私から見てもそれは明白です」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「だから近いうちに私の同業者が来ます、だからまあこれは挨拶代わりです」

[進路相談室] 教師 : 「クク...アフリカ呪術部隊よりも楽しませてくれるかな?
ああ、楽しみに待っておこうか」

[進路相談室] 教師 : 扉を開け、立花を見送る

[進路相談室] 教師 : 「さっさと行け、メイド女も待っているのだろう?」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : (……えっもしかしてアフリカ呪術部隊殺ったって噂の人ってこの人…?)

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「……アッハイ失礼します」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 急ぎ足で逃げる

[進路相談室] 加奈代 : 廊下に転がってる携帯が鳴り響く

[進路相談室] 教師 : 「やれやれ...
なんだ、忘れ物か?これも回収を...」

[進路相談室] 教師 : 携帯をつまむようにして手に取る

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「あっすいませんどうも…」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 携帯拾いながら外に出る

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「もしもし?」

[進路相談室] 加奈代 : 「あら~ちゃんと出てくれたのね~」

[進路相談室] 加奈代 : 「お話は終わったみたいだから、あの先生から離れた所でお話しましょう~」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「うんそうしよう…あの先生は間違いなく強い」

[進路相談室] 加奈代 : 「みたいね~私も絶対勝てないわ~他の子達と一緒でも難しいでしょうし~」

[進路相談室] 加奈代 : 「そう言えば、放課後がもうすぐ終わっちゃうじゃない?校外でお茶でもどう?多分このままずっと学校内に居てもそのうち追い出されるんじゃないかしら~」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「そうしましょうか」

[進路相談室] 加奈代 : 「は~い、難しいお話も多少はするでしょうけど、取り敢えず学生を楽しんじゃいましょうね~」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「学生を楽しむか…」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : まあ……偶にはいいかなそういうのも

[進路相談室] 加奈代 : 「あら~?それとも~」

[進路相談室] 加奈代 : 「大人になって大人を楽しむ方が良かったり~?」
くすくすと 電話口から声が聞こえる

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「うん?う~~~ん……」
まあ正直言うなら黒歴史に悩まされない大人の方が私は気軽だが…

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : とはいえ調査しなきゃいけないのも事実である

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「……いやそもそも大人に戻るって私はまだ子供だし」
だからまだ、このままで演じ続ける

[進路相談室] 加奈代 : 「あら、そう言えば貴方はそうだったわね~」

[進路相談室] 加奈代 : 「不思議ね~、貴方だけ、記憶も若返ってるのよね~良いわね~子供からの視点って…」

[進路相談室] 加奈代 : 「…あらやだ…ちょっとお話が長引いちゃったわ…他の子達がどうなってるかも気になるし…一旦切るわね」

[進路相談室] 漆黒の翼のアイスヴァイン : 「え~そう?」
いやいやいや良くない、何も良くないぞ
「あっ、うんそれじゃ」

[進路相談室] 加奈代 : 「………は~い」
ちょっとだけ 間があった後に電話は切れた

[進路相談室] 加奈代 : 遠くから聞いてた 私とはまた別の異常のお話

[進路相談室] 加奈代 : ただ私はそれを 素知らぬ顔をして
ただ今友達として認識している 貴方のいつも通りの挙動であると認識する事に留めた

[進路相談室] 加奈代 : それが貴方の普通で日常なのだと思ったから
私もそれを通じてちょっと変わった今日を楽しみましょう

[進路相談室] 加奈代 : 普通通りもいいけれど たまには ね

[進路相談室] 加奈代 :  

[進路相談室] 加奈代 :  

[進路相談室] 加奈代 :